凡人の戦い方

凡庸な人間が足掻く術(あるいは足掻いた歴史)を記す


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好きとか嫌いとかの前にそもそも働きたくないよねって話

ru_acです。今回は役に立ちそうな事は書いてません。愚痴と大差ないです。

最近は投稿を再開してますけど、その理由としては転職して時間ができたからです。

前の会社がブラック企業かと言えばそんなことはなく、グレー企業くらいだったのですが、大企業特有の虚無な仕事や、新卒の私より使えないけど自分より給料もらってる人に関わるのが嫌で辞めました。

おかげで給料は上がったし周りのレベルも上がったので、その意味では転職成功です。

でもね、私は本当は仕事したくないんですよ。

 

 

願望として

そりゃね、転職の面接のときは「やる気あってこの仕事がしたいんです」的なこと言ってましたが、家で寝ながらYou Tube観るだけでいいならそっちを選ぶわけです。

あるいは、大学とかもう一度行って「明日レポート提出だ、やべー」とか言いながら暮らしたいですよ。クトゥルフならディレッタント的な立場ですか。

 

(この版は持ってないんですよね]

 

それが出来ないから「どうしても働くなら」 と比較的好きだと思えそうななんとか耐えられそうな仕事をしてるわけです。

巷では、アーリーリタイアだとかセミリタイアだとかFIREだとか流行ってますが、出来れば私もそういうことをしたいです。凡人なので。

 

実現可能性

じゃあ現実的にどうなのって話ですが、仮に今の私の収入---だいたい額面450万としましょう---を維持するとして、年間何らかの手段で利率4%を達成できた場合、1.125億円必要となります。

無理って話ですね。

 

株式100%では安定しないので、債券を組み込む場合はもっと利回りが下がるでしょう。そもそも配当利回りだけで言えば3~4%くらいな気がするので株式単体でもリスクを取らないと厳しい気がします。

「株式、債券でダメなら、不動産経営は?」となりますが、いまはレッドオーシャン化してますから自殺行為にしか思えません。フルローンなんて正気の沙汰ではないですからね。借り入れるにしても20%(先の例なら2000万)程度現金を用意するのが常識的でしょう。そもそも借り入れる段階で相当な利回りがないとやっていけませんね。ワンルーム投資が誰でもうまくいくならみんな大金持ちです。

結局、普通に取りうる手段では元手が足りません。FXなんかだとレバレッジを効かせる手がありますが私は闇に降り立った天才ではないのでギャンブルで勝ち続ける自信はないです。投機はギャンブルと何も変わりませんよ。

 

 

頑張って考えてみる

でも、仮に株式市場が好調で、毎年4%の利回りを確保できるとしましょう。最悪は資産を取り崩して逃げ切ればよいのですから。

でも、元手を作るのも一苦労です。

ここで簡単なシミュレーション(なんて大層なものじゃないですが)をしてみましょう。

金額の現実性や税金、細かいシチュエーション(家族構成やライフイベント)は無視して、年間利回りは固定で5%、積立額の増加率は基本1%とし、イベントとして5年に一回大幅な昇給により積立額が大きく増やせるというハッピーケースとします。

その上で、20年で1億近く溜めようとした場合、どのようなシナリオがあるかを検討しました。

計算結果としては以下の通りです。

今年の積立金 総積立額 イベント
2020 200.0 210.0 積立額: 10万円, ボーナス積立額: 40万円
2021 202.0 432.6  
2022 204.0 668.5
2023 206.1 918.2
2024 208.1 1182.7
2025 234.0 1487.5 【再設定】積立額: 12万円, ボーナス積立額: 45万円
2026 236.3 1810.0  
2027 238.7 2151.2
2028 241.1 2511.9
2029 243.5 2893.2
2030 292.0 3344.4 【再設定】積立額: 16万円, ボーナス積立額: 50万円
2031 294.9 3821.3  
2032 297.9 4325.1
2033 300.8 4857.3
2034 303.9 5419.2
2035 374.0 6082.8 【再設定】積立額: 22万円, ボーナス積立額: 55万円
2036 377.7 6783.6  
2037 381.5 7523.4
2038 385.3 8304.2
2039 389.2 9128.0
2040 393.1

9997.1

 

正気か??

毎月10万いまから貯めろと言われても手取りからいって非常に厳しい。

仮に結婚すると考えれば支出は増えるし子供がいれば教育費も相当かかるだろう(子供にはお金に困らせたくないし…)。そのうえで、15年後に今の二倍以上の額を毎月積み立てろというのはかなり酷である。年収が二倍には到底ならないだろうし。

そもそもこのシミュレーションでは税金は考慮していない為、実際はさらに厳しくなる。

しかし、今までは450万全額を運用によって手に入れようとしていましたが、セミリタイアならどうでしょうか。

月10万程度どうにかして稼いで、年間120万。

そうなれば330万程度の収入を別に用意できればいいということになります。

その場合必要な資金は8250万円…

いや、無理だ

一応、先ほど同様に計算してみましょうか…

今年の積立金 総積立額 イベント
2020 166.0 174.3 積立額: 8万円, ボーナス積立額: 35万円
2021 167.7 359.1  
2022 169.3 554.8
2023 171.0 762.1
2024 172.7 981.6
2025 200.0 1240.7 【再設定】積立額: 10万円, ボーナス積立額: 40万円
2026 202.0 1514.8  
2027 204.0 1804.8
2028 206.1 2111.4
2029 208.1 2435.5
2030 246.0 2815.6 【再設定】積立額: 13万円, ボーナス積立額: 45万円
2031 248.5 3217.2  
2032 250.9 3641.6
2033 253.5 4089.8
2034 256.0 4563.1
2035 292.0 5097.8 【再設定】積立額: 16万円, ボーナス積立額: 50万円
2036 294.9 5662.4  
2037 297.9 6258.3
2038 300.8 6887.1
2039 303.9 7550.5
2040 306.9 8250.2

 

一例ですが、こんな感じでしょうか。

あんまり変わらないですね。さっきよりはマシですが、それでもかなりの積立額。

その上、20年間5%の利回りが出続けるってもはや前提がやばい。リタイア直前で暴落したらどうすんだよ。

結局、現実性とか考えて勝負に出られないのが凡人の限界なんでしょうか。

でも、投資信託を積み立てるってのは凡人でも出来る最良の手段ですからね。才能も努力もいりませんし。

 

もちろん、議論の前提はいくらでも変えられますが、悲しくなるのでこの辺にしましょう。

何の役にも立たない記事でしたが、何か良い方法があればお待ちしています。なにかいいことを思いついたら書こうと思いますがなにぶん凡人ゆえ、期待しないでください。