前日に勉強を始めて独学でファイナンシャルプランニング技能士 3級に受かった話
ru_acです。以前、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格(ファイナンシャルプランニング技能士 3級)を取ったときの体験談を書こうと思います。なお、この経験から私から言える事は2日は勉強した方がいいということです。
資格をとった頃は新卒一年目。いまとなっては恨みしかない某完成車メーカーに勤務していました。
開発部門配属でしたが、現場を知るべきだという方針(会社にお金がなくなるとあったりなかったりするけど)のため、当時は工場のラインで昼夜勤週6勤務をしていました。
ファイナンシャルプランナーとはなにか
別にファイナンシャルプランナーとして仕事しているわけでもないですし、たかが3級なので偉そうに語ることもないですし、なんとなーくみんなわかっているとは思うので私から言うことは特にありません。←オイ
なお、日本FP協会にはこのような説明が書かれています。
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
かっこいい…。
残念ながら私はこのような崇高な目的のためには資格を取っておらず、「お金に少しでも詳しくなりたい」という理由で受験しました。前日まで特に何もしなかったけど。
でも前日ちゃんと勉強してこの目的はある程度果たされたので満足しています。
(ちゃんと受かってますという証明。もう2年前か…)
どんな資格か
実は、ファイナンシャルプランナーの資格というのはメジャーなものでは以下の二つが存在します。
このうち、ファイナンシャルプランニング技能士は1~3級まで存在しますが、1級、2級には受験資格が存在します。
実務経験やAFPの研修を受けていることなど、様々な条件がありますが、ここでは3級の話をしたい(というより私が3級しか持ってない)ので割愛させていただきます。
(詳細:受検資格(学科・実技共通) | 日本FP協会, 1級FP技能検定(実技試験) | 日本FP協会)
なお、ファイナンシャルプランナーに業務独占資格というものは存在しない為、別に資格を持っていなくても名乗ることはできますし業務をすることもできますが、名称独占資格ではあるので「ファイナンシャルプランニング技能士 3級」などを資格がない者が名乗ることは法令で禁止されています。
試験内容
試験内容としては、学科と実技試験で共にマークシートです。実技といっても3級の場合は二次試験と考えていただいて問題ありません。連続して受験するので別日受験のような面倒なことにはなりません。
ファイナンシャルプランニング技能士は金融財政事情研究会および日本ファイナンシャル・プランナーズ協会によって試験が行われ、実技試験の項目が若干異なります。自分は日本FP協会の試験を受験したので「資産設計提案業務」を受験しました。理由は特にありません。というか、申し込んだときはそんなこと知りませんでした。
ちなみにどんな生活状態だったか
毎日5時に寮を出ては22時頃帰る生活。朝も夜もその時間では寮の食堂は閉まっており、コンビニもない無人駅が最寄りのため、休みに作った残り物か冷凍食品を食べて寝るだけの日々。睡眠時間も6時間あるかないか。
仕事中は心を殺し右から左へ機械加工する日々。そんな状況ではまともに勉強する時間なんてありません。
「通勤時間を効率使って勉強!」
なんて意識の高さだけでカバーできるのは、工場経験がないかよほどの超人でしょう。一日中クーラーもないところで機械油にまみれる立ち仕事ですからボロボロになります。
ブログタイトルにもありますが、私は凡人です。普通に寝ます。眠いんですから。
こんなに辛いと知っていれば試験を見送りましたが、工場勤務は誰にでもできる、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
どうしたか
唯一救いだったのは、偶然にも試験前日が休みになったこと。
一日あればまだ勝機はあります。まだだ、まだ終わらんよ!
テキストをアマゾンで事前に買っておいたのでそれを使用しました。
使用したテキスト&問題集
テキストはこちらを使用しました。中身が読みやすかったので…
※当然ですが、自分が利用したのは版が違います。
問題集としては以下のものを使用しました。
ちなみに教科書は中古よりも最新のものを使用することをおすすめします。
というのも、法令周りは変更が入ることがあり、下手にケチって古い物を使用すると間違って覚えるリスクがあります。
まぁ、資格を取る目的だけならそれだけで落ちるような大幅変更は発生するはずがないのですが、せっかく勉強するので最新の知識をいれたほうがよい、と私が思っているだけです。
勉強方法
私にできることはただ一つ。
それはいつもやってきたこと…。
必殺「教科書流し読みからの問題集周回」
芸がないですがこれです。
教科書をペラペラめくって、あとは問題集を何度も解く。
これで頭に叩き込む。
幸運な事にこのテストは選択式ですので、問題を解くこと自体にはそんなに時間が必要ないです。
また、使用した問題集には頻出問題まとめが載っていた為、ギリギリまでそこを見返して勉強できます。
結果とまとめ
写真も上げてますが合格でした。
しかしギリギリでしたが。
FP 3級の合格ラインは60%以上の獲得です。
私の成績は、
学科: 72%
実技: 60%
…あぶねえ!
「偉そうに記事書いてんじゃねぇ。まぐれじゃねぇか」
って人もいるかと思います。
はい、私もそう思います。だからこそこれは体験談なのです。
「それは合格法と呼ぶにはあまりにもギリギリ過ぎた。ギリギリで中身が薄くこじつけでそして大雑把すぎた」
もし受ける方がいればせめて2日は腰を据え勉強することをオススメします。1日前にゼロスタートでギリギリ合格でしたので、2日あればいけるんじゃないでしょうか。
もし前日にこれを読んでいる方は今すぐスマホを閉じて、手元にある問題集(なければすぐに買いに行きましょう)何でもいいので周回してください。
そして一夜漬けとか意味不明なことはやらず、しっかり寝てください。学科か実技の片方だけでも合格出来れば、翌々年度までは免除申請できます。冴えた頭で片方だけでも取りに行きましょう。