働きながら、一週間かつ独学でエンベデッドシステムスペシャリストを取る方法
(いつものことですが)お久しぶりです。ru_acです。
春試験に情報処理安全確保支援士を受けたので午前1免除の利を生かしてエンベデッドシステムスペシャリストを受験しましたので、例のごとく短期合格法を書いておこうと思います。
ご連絡
試験を受けてから結果が出るまでこの記事を書くことを楽しみにしていました。
映えない日々の中、数少ないブログのネタです。
しかし、合格発表直前に以下の発表がIPAからされました。
内容を要約すると、
- システムアーキテクト試験とITストラテジスト試験の組み込み系問題は選択されにくい
- なので、エンベデッドシステムスペシャリストの午後2を記述式から論述式に変更するね
- ちなみに、エンベデッドシステムスペシャリストは次回の試験からこのルール適用ね
という話でした。
つまり、この記事に各内容は「既に役に立たない」ということです。
スペシャリスト系試験で論述になるのは初のはずですが、まさか最後の記述式受験者になるとは思いませんでした。
ということで、この記事は話半分で聞いてください。
恐らく、エンベデッドシステムスペシャリストは難化します。
前提条件
前回同様、前提条件です。
- 応用情報技術者くらいの知識はある(合格してなくても、解説読めば理解できる)
- 取れたら取りたいなーくらいの意思はある(睡眠時間削っての勉強は嫌いなんでやりません)
- 高校数学Ⅰの基本的な知識はある(教科書の簡単な例題レベルが解ければOK)
- 現国が比較的得意←超重要
今回は前提条件が多いです。特に国語の能力は重要です。なぜならこの試験、
「午後試験は日本語の試験だから」
過去問を見ていただければわかりますが、長文を読んで回答を探し出す試験です。
組み込み系は仕様書いっぱい読むから仕方ないね。
午前対策
今回もテキストは使用しません。終わらないので。基本的に知識は応用情報技術者と大差ないので覚えていればそれでカバーできます。(私は覚えていなかったので勉強しました)なお、午前1免除できる前提です。
午前2の対策は基本的に他の試験と同じで過去問対策です。ただし、エンベデッドシステムスペシャリストは受験者数が少ないため、ネット上での情報どころか過去問サイトも他の試験と比較して少ないです。
したがって、IPAの過去問を印刷して解くことになります。
「じゃあスキマ時間の勉強は?」
となるかと思いますが、一応スマホアプリは存在しているので、そちらを利用してください(問題が少なかったり、古かったり、解説がなかったりしますが、無料なのでありがたく使わせてもらいましょう)
必要な勉強量ですが、情報処理安全確保支援士同様、
「過去問(直近2回を除く過去3年)+スキマ時間でアプリの問題」
で大丈夫です。解いててわからなかったら飛ばして後で復習すればいいので、時間としては
「平日のスキマ時間(30分程度)×5」+「直前の土曜日(3時間)」=5.5時間(追記: 最近職場で聞かれたので計算し直しました。何度か落ちている彼にはもっと長い時間を伝えましたが…)
で十分だと思います。
午後対策
午後対策ですが、正直どこまで効果があったかわかりません。
例によって、問題集を全て終わらせられていないのと、解いている中で「これ日本語の問題じゃね?」となったからです。
いちおう、使用したテキストは以下のものです。エンベデッドシステムスペシャリストは選択肢少ないですからね…
勉強量は平日1~2問でした。本当は一周くらいするべきなんでしょうが、もはや雰囲気をつかむだけでもいいと思います。なぜなら、過去の解法がそのまま使えるような問題は存在しないからです。
勉強量としては
「平日1~2時間程度」
以上です。知識が必要な問題はないので…
当日の動き
ほとんど、情報処理安全確保支援士と一緒です。
まず、過去問の振り返りシートみたいなのは持っていきましょう。対象は午前2の過去問と答えを記載したシートです。過去問を印刷して赤ペンで印付けておけばいいと思います。そして、ご飯は買っておきましょう。
いつものことですが、短期合格法を使っている以上、午後試験のことが不安かもしれません。ですが、これは国語の問題です。知識はほとんど必要ありません。
文章を読む冷静さと集中力が大事です。「とりあえず埋める」ことができれば合格の確率は0ではありません。あるのか知りませんが、部分点でも何でもいいからもらいましょう。「間違ってる気がするな…」と思っても書かないよりましです。
ちなみに与太話ですが、途中退出するときに会社の先輩がいることに気づきました。後で聞いてみたところ、この試験設立当初から欠かさず受け続けているようです。合格はしてないらしいですが。
今回もだめだったそうですが、次回以降どうするんでしょうか…
それでは、ご武運を。(あ、でもこの方法次回から役に立たないんだよな)