凡人の戦い方

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初心者が0から一週間で基本情報技術者試験に合格する方法

今回は基本情報技術者を効率よく短い期間で合格する方法について記したいと思います。のちのち応用情報技術者を最短合格する術についても書きたいと思いますが今回は基本情報技術者についてのみ書きたいと思います。

(追記: たくさんの閲覧ありがとうございます。いろいろな方に見ていただいているようなので、文章をちょいちょい修正して読みやすくしておきます。)

 

 

目次

基本情報技術者について

 

"基本情報技術者"というのをご存知でしょうか?

IPA(情報処理推進機構)が実施し経済産業省によって認定されているれっきとした国家試験に「情報処理技術者試験」というのがあります。基本情報技術者試験はそのうちの一つであり、レベル2相当の試験です。(ところでレベル1にはITパスポート試験というのがあるのですが、これは評価されるんですかね…)

試験としては、午前午後共に選択肢を選ぶタイプの問題で、記述はありません。午後試験は選択問題となっている部分がありますが、午後特有の問題であるプログラミング(C,Java,アセンブラ,COBOL,表計算から一問選択)とアルゴリズム(必須)以外は、午前と難易度的な差はないと感じました。

 

この試験の特徴として以下のような点があります。

  1. 一部企業では昇給昇進に必要
  2. 上位試験にはないプログラミング言語への知識が必要とされる
  3. 国家試験なのに知名度はほぼない
  4. 特典はほぼない
  5. 起床で失敗する人が多い

 

上から詳細を解説しましょう。

一部の企業では昇給昇進に必要

まず1.ですが、IT系の企業に多いですね。自分の周りでIT系の企業に入社した人たちも「新卒で入社したときに取らされた」「持っていると会社からお金が貰えた」と言っている人がいました。

上位試験にはないプログラミングへの知識が必要とされる。

2.についてですが、応用情報技術者を受けた人からは「何を言っている!応用情報技術者試験にもプログラミング(アルゴリズム)の試験はある!」と怒られそうですがぶっちゃけ応用の方がこれに関しては簡単です。何故なら基本情報技術者試験がCやJavaといった個別の言語に対する知識が必要とされるのに対して応用情報技術者試験ではアルゴリズムをきちんと構築できる事が重視されています。というか、応用情報技術者試験に関してはプログラミング(アルゴリズム)の問題は必須ではないので受けてない人もいます。この辺は基本と応用の資格の性格が違うからでしょうか。

国家試験なのに知名度がほぼない

3.についてはまぁ、言わなくても分かりますね。一般的には「ナニその資格」となるのが関の山です。IT系の人にもそうなる事があります。中堅くらいの人は知ってる事が多いですが(この辺の人たちは資格の有無が効いてくる)トップクラスの人や底辺層の方はほぼ知らないですね。特に底辺層寄りの方からは「そんな資格知らねぇよ」よく笑われます。(個人の感想です)

特典はほぼない

4.にあるように特典はほぼありません。応用情報技術者試験はサイバー捜査官の応募資格だったり、弁理士試験の一部が免除だったり、上位の"高度情報処理技術者試験"の午前1が免除されたりするのですが、基本情報技術者試験にはそんな特典はありません。強いて言えば予備自衛官補の応募資格になる事でしょうか(これは特典なのか?)。なお、これに関しては後々記事を書きたいと思います。

起床で失敗する人が多い

5.は学生の方ですね。社会人は大事な休日を削ってますのでだいたい大丈夫ですが、バイト代で適当に申し込んだ学生は行かない方がよくいます。試験会場に行けば分かると思いますが、割と空席だらけです。私の友人も2度やってました。

 

勉強方法

 勉強方法に関しては、どうしても無理なら三日で行けるとは思いますが私がやったのと同じ条件であれば一週間は用意することをおススメします。一週間あれば午前午後共に八割以上到達することは経験していますので。

では具体的にどうするか。まずは武器を揃えましょう。当然ですが武器といっても試験会場を強襲するわけではありません。

(そして全く関係ないですけど、ナーフというのを最近になって知りました。あれでサバゲすると面白そうです。)

 

 

使うもの

で、使うものですが極論としては過去問と教科書だけでどうにかなります。

まず教科書ですが、私はこれを使いました。

 

 

 これが自分が本屋で立ち読みをして一番読みやすかったのでこれにしました。

「いきなり過去問はちょっと…」という人は対応する問題集をしてもいいと思います。私も使いましたが、これは時間に余裕がある人だけかなと思います。

 

 

次に忘れてはならない午後対策。実際のところ午後試験の大部分は午前試験の内容を理解していれば解くことができます。プログラミング以外は。

このプログラミング問題が中々曲者で、単に知識があるだけではどうにもならない。C言語などを普段から利用しているからと言っても時間を浪費しかねない問題となっております。

つまり、出題の癖を把握しておく必要があります。これも過去問でも十分かもしれませんが、万全を期す、あるいは、普段からあまりプログラミングに触れない人は問題集をやった方がいいかもしれません。どちらかというと上記の問題集よりこちらを優先することをおすすめします。

 

 

 ちなみに、このプログラミング問題は言語を選択できるようですが、私はC言語しか解けそうになかったので他はやっていません…。ゆえに問題集の紹介をすることはできません。ごめんなさい。

ちらっとJavaも見てみましたがCの方が馴染みがあったので選びませんでした。ちょっと大学でJavaを触れた程度の人にJavaの問題は大変なんじゃないかなって気がします。

あと、一見、表計算は簡単なんじゃないかと思われるかもしれませんが解いた人曰く他に少しでも馴染みがある言語があるならそっちをした方が楽だったかもしれないと言っていました。(ちなみに彼は落ちました。表計算が原因かは知りませんが)

 

最後に過去問に関してはIPAの公式ページでも公開されています。

 

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:過去問題

 

お金を削減したい人はこれを使うといいと思うのですが、リンク先の過去問を見てください…解説がないんですよね…

「解説なんていらない!自分で調べて考える!」

という人なら別に良いのですが間違って理解してしまったら大変ですし、そもそも調べるのって結構大変ですよね。そこまで高くないので過去問を買うことをおすすめします。私はこれを使いました。

 

勉強日程

勉強日程については自分がやった最短コースと恐らくこれでも行けるという超最短コースを書きますが、超最短コースではかなりぎりぎりの攻略となるので出来れば五日かけて行った方がよいかと思います。

  • 1-2日目:教科書を読む(対応する問題集をする場合は並行してやるか、二日ほど余分にとって教科書を読んだ直後に終わらせてください)
  • 3-4日目:C言語対策。
  • 5-7日目:ひたすら過去問を解く。ただし、解く場合は古い物からしていき、前日に前回の過去問を解くこと

もしも遅延が発生しても予定通り過去問をやってください。単純な勉強方法ですがこれだけです。基本情報技術者試験では過去問がかなり強力な武器になります。従って超短期決戦の場合は

  • 1日目:教科書に目を通す。読んで覚えようとしないこと。過去問をするときに「この辺の内容かな」と思い出せる程度で十分。
  • 2-3日目:ひたすら過去問を解く。最低でも前回と前々回は解くこと。

こうなります。

ですが、このプランでは午後のプログラミング問題への対応が不十分になることが予想されます。ある程度知識がある人(情報系学科出身者や過去に勉強をしたことがある人、普段からプログラミングに親しんでいる人)でないとこの攻略法は使えないと思います。

 

さらに合格率を上げる方法

通勤通学中に過去問を解くのは結構大変ですがこのサイトを使うのが片手で勉強できてよいかと思います。

 

基本情報技術者過去問道場|基本情報技術者試験.com

 

最近はアプリとかもあるのでそっちでもよいかと思いますが、自分は使ったことないのでノーコメントで。

 

 

こういっては元も子もないのですが、そもそももっと早くから勉強していればこんな目に遭わなくて済んだのです。過去の自分を呪いながらあらゆるスキマ時間を利用して勉強しましょう。

そして、ちゃんと受けに行きましょう!!最後は運ゲーになるかもしれませんが受けなきゃ絶対に落ちます。一縷の望みにかけて試験を受けに行きましょう!

私に言えるのはそれだけです。