感染性胃腸炎になったときの対処法
どうも、ru_acです。急にどうしたと思われるかもしれませんが、この間かかったので…。非常に辛かったのでどのように対処したか、ならない為にはどうすればいいのかを書きたいと思います。
第一話 感染
ある晩、友達に誘われた僕は焼き鳥屋へ向かった。みんなで仕事の辛い話をしたり、どうでもいい話をして盛り上がっていた。鶏肉にはカンピロバクターと呼ばれる細菌が付着していることがあるが、通常は熱で無力化される。この時も、焼き鳥だけであれば感染することはなかった。しかし、この時は鶏肉のたたきを食べたのだ。後から考えると、恐らくこの時食べた鶏肉のたたきが原因だったのだと思う…。
第二話 発症
翌日、お昼ご飯を友人と食べて出かける予定であったのだが、昼食を食べていたころに少し頭がぼーっとする感覚を覚えた。
「あれ?風邪かな。さすがにこの状態で出かけると来週に響くよな…。一緒に遊びに行ってうつすと悪いし。」
友人には「具合が悪くなったから今日は家で寝ている」と伝えた。家に帰って早速熱を測ってみると38℃。
「あーあ、風邪か。とりあえず寝よう。」
平熱が37℃なのでちょっとした風邪で、寝たら治ると思っていた。しかし、夜になっても症状が引かないどころかどんどん具合が悪くなり、体温も38.6℃、寒気、ひどい頭痛が発症した。
「これはやばいんじゃないか?」
熱でぼーっとするなかスマホをいじり、必死に原因を考える。そして一つの可能性に辿り着いた。「感染性胃腸炎」である。心当たりもある、症状も該当する。しかし対処法は…「ない」。
そう、感染性胃腸炎に対処法はないのである。あるとすれば安静にする。これしかない。とりあえず職場に連絡し、あさって復帰できないかもしれないということを伝えてこの日は寝た。この夜、自身最高記録となる39.6℃を記録する。
第三話 腹痛
友人に助けを求め、家に経口補水液とウイダーインゼリーを買ってきてもらった。
友人がうどん屋に誘ってくれたのだが二口でギブアップしてしまった。
この日になると腹痛も発症し始めていた。ただし、もはや食べ物すら食べられない。ゼリーでもきつい。便意を感じてトイレに行っても何も出ず布団に戻るということもあった。腹痛は収まらないし頭はガンガン痛む。
そして、間違ってもこの時に下痢止めを飲んではならない。体外に細菌を排出するのを妨げてしまう。
この夜、初めて40℃越えの熱を出した。
第四話 病院
仕事は休んだ。このまま仕事に行っても何もできないどころか心配をかけてしまう。感染に関しては接触感染のみなので簡単にしないがいい思いはしないと思う。幸い、上司は「休んでよくなってから仕事を頑張れ」と言ってくれたので休むことに全力を尽くせた。
とはいえ、現状では恐らく埒が明かないどころかじり貧である。元々体脂肪のほぼない僕がこのままほとんど何も食べずにいたらその方がまずい。そこで、歩いて5分のところにある消化器内科に開店凸をした。
恐らく感染性胃腸炎であり、このままだと脱水症状になりかねないと伝えられて点滴を受けることになった。
通常、感染性胃腸炎に抗生物質が使用されることはない。しかし、重症化の恐れがあると判断されて抗生物質を処方された。
注意してほしいのは手元にある適当な抗生物質を飲んでも意味がないということである。カンピロバクターに効く抗生物質はそう多くはない。適当な抗生物質を飲んでも回復する望みはない。ついでに言えば、飲んでみて思ったことだが、飲んでもすぐに治ったりしない。
この日は三日間連続で自己最高の熱を出し、41℃まで行った。寒気から震えが止まらず、顎をガタガタ言わせながら布団にくるまっていた。
第五話 終戦の兆し
抗生物質を飲んでも症状は一気に治ることはなく、この日も仕事を休んだ。頭痛も引かず、熱も依然39℃程度であった。腹痛もよくはならない。しかし、夕方になると体温は38℃代まで低下をはじめ、頭痛も収まり始めた。終戦の兆しが見え始めていた。この日からはおかゆを食べていた。消化器に優しい食べ物は以下を参考にした。
第六話 収束
朝目覚めると明らかに症状が違った。頭が痛くないしぼーっともしない。腹痛はあるが以前ほどではない。この日の午後には37℃代まで低下しており、食欲も少しであれば食べる気が起きるほどに回復していた。戦いは終わった。
対処法と対策まとめ
対処法
- 安静にする。
- 飲み物は常温で。経口補水液がおすすめ。
- 無理に食べない。
- 下痢止めは飲まない。
- 変な薬を飲むくらいなら病院へ行ってちゃんとした薬をもらうこと。あと、言われた量は守る。
- 解熱鎮痛薬は治す薬ではないので使い過ぎない。
- 連絡できる人を確保する。
対策
- 鶏肉は確実に火を通す。特に夏場は!
- 冷たい物を取り過ぎない。胃腸が弱って胃腸炎になりやすくなる。
冬はノロウィルスですかね。恐らく対処法は同じような感じですがウイルスなので抗生物質は完全に効きません。
カンピロバクターの時期は過ぎましたが、みなさんもお気を付けください。
それでは今回はこの辺で。